産後の体力回復や、ストレス改善の鍼灸ケア治療です。今後、お母さんがマタニティーブルーの後、産後うつや、育児ノイローゼにならないための大事な時期を支えるケア治療となります。

体のストレス改善

出産後1ヶ月位は、体を安静にして、出産によるダメージの回復を待つ時期となります。
体内では出産時の傷などの修復が終わった後も、広がった骨盤を含む体の機能が、本来の姿に戻ろうとします。しかし、体に過度なストレスが加わると、正しいバランスが戻ってこない場合も多く、産後の回復の遅れや、体調不良につながりやすくなります。

産後は、赤ちゃんのお世話が始まり、体にも疲労が蓄積しやすい時期です。生命力の源にアプローチして、体の回復力を上げ、産後特有の体の変化や辛さに応じて改善をします。身体的なストレスを和らげ、疲労が回復することは今後、心のストレス対策においても大事です。

心のストレス改善

マタニティーブルーは、出産前、出産後に経験することが多い、ホルモンの変化による一過性の情緒不安定な症状です。イライラしたり、訳もなく悲しくなったり、気分が落ち込みやすく、不安な日々が続きます。
2週間以上続く時はその後、産後うつに移行することも珍しくありません。

産後を境に、ホルモンは急激に変化します。子育ても始まり気苦労が多く、自律神経も乱れやすくなります。本来の心のバランスを戻していくために、一人一人のストレスに合わせた鍼灸治療をおこないます。今後、産後うつを発症させないためにも、まずは、お母さんの心身が健やかになることが大事です。

産後うつ

授かった赤ちゃんと共に、喜びに満ちた日々を送ることを想像していたと思います。
しかし現実は、感情が乱れ、絶望的な心に混乱してしまう事もあります。
赤ちゃんの出産は大仕事です。気力、体力ともに消耗し、体のダメージの回復まで時間がかかります。

産後、体の回復が不十分のまま、お母さんは、赤ちゃんの面倒を見なくてはなりません。授乳をしたり、オシメを代えたり、子育ては昼夜問わず続きますので寝る暇もありません。

出産後の急激なホルモンの変化や、疲労が積み重なっていくと、自律神経のバランスが非常に乱れやすくなります。それらの大きなストレスに対応できず、心のバランスが崩れてしまうことがあります。

普段は何でもないことでも、心は過敏に反応して悪い方へ気持ちが傾いてしまい、怒りや不安感、孤独感に悩まれるお母さんも多いのです。

こんな悩みはございませんか?

  • 赤ちゃんに愛情を注げない
  • 子育てにストレスを感じる
  • 感情や情緒が激しく乱れ、悲しくなる
  • 不安や、孤独、恐怖感を感じる
  • 肩こり、頭痛、腰痛など痛みや違和感が続く
  • 不安で眠れない
  • イライラ、怒りっぽくなる
  • 何をしても面白くない、楽しみが無くなった
  • 自分に価値がないものだと感じる

産後うつの鍼灸治療では、うつの症状やストレス度合いによって、一人一人に対応した内臓機能の調整や、ストレスを和らげる治療をおこないます。

体と心が緊張状態になっているとリラックスできなくなり、休息の質が低下します。自律神経を整えながらホルモンの分泌を活性化し、本来の体と心のバランスに戻していくことを目指します。

子育てを完璧にしようとするあまり、頑張りすぎるお母さんは、我慢をしすぎないで、周りの方々にゆだねることも必要です。赤ちゃんを育てる事は大事ですが、まずは、自分自身のためのケア治療や休息も大事です。

産後のお母さんに関わらず、子育て中は、体も心もストレスが蓄積しやすい時期です。ストレスが蓄積する前に定期的な鍼灸治療などでストレスを和らげる事は、自分自身のためにも、良好な家族関係を築くためにも理想的です。